ピボット・コード
この曲の譜面が配られて演奏していると、いくつか「え? そうだっけ」という箇所があります。そこで調べてみることにしました。 今回はブリッジから戻るところ。ブリッジは長3度上に転調していて、こういう箇所の度数表記は厄介だけれども、[III] が転調先(…
ジャズ・スタンダード研究
All Of Me
Im
Im7
トニック・マイナー
平行調
マイナー・キー
平行調のトニック・マイナー
ドミナント
サブドミナント・マイナー
ダブル・ドミナント
II7
IV7
III7
V7
I7
セカンダリ・ドミナント
IVm7
IIm7
VIm7
ピボット・コード
トニック・マイナー代理
ジャズで取り上げる曲は、民謡やクラシック音楽をもとにした曲を別にすれば、概ね1920年代以降に作られた曲がほとんどです。 この時代になると、純粋なマイナー・キーの曲はごくわずかで99%くらいの曲が平行調か同主調のメジャー・キーに一時的に転調します…
ジャズ・スタンダード研究
Lover Man
転調
VII7
V7
IIm7
♯IIdim7
♭IIIdim7
トニック・ディミニッシュ
VIIdim7
ドミナント代理
ピボット・コード
IIm7-♯IIdim7
IIm7-♯IIdim7-IIIm7
AABA形式の、2回目のAの最後の小節、すなわち、ブリッジの直前です。 この曲は(すなわち、セクションAは)、マイナー・キーのトニックで始まって平行調関係にあるトニック・メジャーで終わります。以下、便宜上、メジャー・キー側のトニックを I として表記…