2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
私の参加したジャム・セッションでは、ほとんどの場合、 II7 | V7 | で演奏するような気がします。 しかし、そのような演奏は思っているほど多くはないように思います。 1950年、Ella Fitzgerald と Ellis Larkins のデュオ:Imaj7-VIm7 | IIm7-V7 | 1953年…
うしろから3小節目です。 29-30小節目は、31小節目のトニック・メジャーに向かう何の変哲もない IIm7-V7 だ、と片付けてしまうことは簡単です。 ところが、テーマをあらためてじっくり聴いてみると、2分音符のメロディ(階名「レミ」)に対して効果的なコー…
むしろ興味があったのは13-14小節目だったのだが、聴いていたらここも多少気づきがあったので記事にしてみます。 まずは音源を聴いてみましょうか。 1950年、Lionel Hampton:Imaj7 III7 | VIm7 | 1950年、Sonny Stitt:曖昧なところもあるが基本的に Imaj7 …
この曲のこの部分のように、一度トニック・メジャーに解決してから I7 や Vm7-I7 に進行するか、それとも直接 I7 や Vm7-I7 に進行するか悩む曲は少なくありません。 メロディ、歌詞、その他さまざまな要素があり、また好みが分かれるケースもあります。 195…
AABA形式の最後のAの12小節あるうちの8小節目です。 ジャム・セッションやちょっとしたライブで譜面なしでこの曲を演奏ときにいちばんバリエーションがあって迷う箇所がここではないかと思います。 メロディが2拍目から4分音符で階名「ミレド」となっていま…
この曲のコード進行のなかでもっともバリエーションが多い箇所ではないかと思います。 参照した音源がすべてCマイナー・キーでの録音だったので、コードは実音で書きました。 1947年?、Charlie Parker:C♭7 | C♭7 | Cm7(♭5) F7 | Dm7(♭5) G7 | 1951年、Mile…
ここは、テーマ中いつも気になるところです。 リハーモナイズしないのであれば、基本的には III7 だけれども、もちろん、関係コード(と私が呼んでいるもの。すなわち、ドミナント・セブンス・コードに先行するマイナー・セブンス・コードまたはハーフ・ディ…
ABAC形式のセクションCの冒頭2小節です。 ジャム・セッションのように譜面なしで演奏するときにいつもどうしようか悩むところです。いくつか音源をきいてみましょう。 1953年?、Bud Powell:VIIm7(♭5) | III7 | (ストレート・メロディにあわないが、大きく…
ここは、メロディとコードとの関係で非常に悩ましい箇所です。 ジャム・セッションでは、この2小節目を II7 とするか、あるいは、VIm7 | II7 | などとするケースが多いように思います。 ところが、ここのストレート・メロディは、階名で「ミーファド | ドラ…
一見議論の余地がなさそうな箇所と思うかもしれません。よく聴いてみましょう。 1950年、Lionel Hampton:VIIm7-III7-♭VIIm7-♭III7 | VIm7-II7-VIIm7-III7 | (間違えていたら申し訳ないですが) 1950年、Sonny Stitt:VIIm7 | III7 | 1951年、Wynton Kelly…