2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
よく知っているつもりで、日頃メモリー(譜面なし)で演奏できている気になっていたが、実は理解・検討が不十分だったと反省した曲。 メロディが階名で「ミソシラソドドラ」と8分音符で動いています。後半2拍が、メジャー・キーにおけるいわゆる「サン・ロク…
この曲を知っているようで知らないと反省したのは、ここのコード進行を問われて即答できなかったときです。 市販の曲集では♭IIIm7 | ♭VI7 | とでも書いてあるのか、ジャム・セッションではそのように演奏するケースが多いようです。 All The Things You Are …
特になんだというわけでもないかもしれないのですが、ちょっと思うところがあるので記事にしてみました。 1940年、Tommy Dorsey楽団とFrank Sinatraによる初録音:IIIm7-VI7 1949年、Charlie Parker with Strings:IIIm7-VI7 1950年代、Bud Powell:Imaj7-VI…
この曲のブリッジの前半です。 この曲を演奏する機会は少なくありません。特に歌手の人たちは様々な譜面を持ってくることが多く、なかには「おやっ」と思うものもありますが、なかには、一体何を聞いたらこんな譜面になるのか譜面の書き手の良識を問いたくな…
私が「メジャー・キーのサン・ロク問題」と呼んでいる議論。 この曲に関しては、IIIm7-VI7かIIIm7(♭5)かIII7-VI7かという議論で、加えて、この曲には当てはまらないが、中にはIII7-VIm7(一例として、記事にした I Should Lose You の28小節目がありますが、…
ジャズで取り上げる曲は、民謡やクラシック音楽をもとにした曲を別にすれば、概ね1920年代以降に作られた曲がほとんどです。 この時代になると、純粋なマイナー・キーの曲はごくわずかで99%くらいの曲が平行調か同主調のメジャー・キーに一時的に転調します…
歌入りでこの曲を演奏したときに、そういえばこの部分のコードはどうなっているのだという話になったことがありました。 気になったので改めて調べてみました。 1944年、Billie Holiday(Decca盤):♭VI7-V7 1946年、Charlie Parker(Dial盤):♭IIIm7 ♭VI7 …
この曲の14-16小節目についてはすでに記事にしていて、ジャズ・オリジナルなのだからまずはショーターの演奏を聞こうよという内容でしたが、今回は、オリジナルを踏まえた上で、カバーの再解釈も悪くないよね、という内容です。 今回扱うのは、AABA形式のブ…