吉岡直樹のジャズ・スタンダード研究

ジャズ・スタンダードについてひたすら書きます。

メロディとスケール

I Fall In Love Too Easily の7-8小節目

先日この曲を演奏したときに、あまりこの曲を研究してこなかったことに気づきました。 この曲は、全体的にはメジャー・キーですが、平行調との行き来もあります。具体的には3小節目から12小節目、すなわち1コーラス16小節の半分以上をマイナー・キー側の文脈…

Stupendous-Lee の24小節目

突然ジャム・セッションではあまり取り上げないジャズ・オリジナルの話題ですみません。ジジ・グライスの曲で、When Farmer Met Gryce に収録されています。 AABA形式のセクションBの8小節目、つまり、セクションAに戻るところです。 ジャズ・オリジナルなの…

I Remember You の28小節目

AABA形式の最後のAの12小節あるうちの8小節目です。 ジャム・セッションやちょっとしたライブで譜面なしでこの曲を演奏ときにいちばんバリエーションがあって迷う箇所がここではないかと思います。 メロディが2拍目から4分音符で階名「ミレド」となっていま…

I'll Close My Eyes の13-14小節目

ここは、テーマ中いつも気になるところです。 リハーモナイズしないのであれば、基本的には III7 だけれども、もちろん、関係コード(と私が呼んでいるもの。すなわち、ドミナント・セブンス・コードに先行するマイナー・セブンス・コードまたはハーフ・ディ…

Invitation の1-2小節目

一般に、トニック・マイナーのときのスケールは、 エオリアン(ナチュラル・マイナー・スケール) メロディック・マイナー・スケール ドリアン の3つだと私は整理しています。このほか、例外的にハーモニック・マイナー・スケールの場合があるかもしれないの…